超臨界流体研究委員会
特色
超臨界流体研究の歴史は長く、また、この溶媒特性を生かした実用化においても、ホップエキ スや香料の抽出、コーヒーやタバコからの脱カフェインなど、すでに20年もの実績を有しているものもある。 1991年にドイツで超臨界二酸化炭素流体を用いた染色方法が発表され、繊維業界に大きなセンセーションを巻き起こした。その二年後の1993年に Maastrichtで開催された国際シンポジウムではブラント機を用いた染色の実演が行われ、目の当りにした研究者は染色業界のブレークスルーを肌で感 じた。この染色には、助剤が不要、未固着染料が粉末で回収できる、廃液が全く出ない、乾燥工程も不要など、正に理想的な染色法であった。研究成果が実を結 ぴ、最近、ドイツでは実機の受注か開始されている。また、昨年末に、Du Pont社は数年後を目処に、従来、フッ素系溶媒中で合成してきたポリテトラフッ化エチレン(テフロン)を超臨界二酸化炭素中で行うことを発表し、注目を浴びた。さらに、現在、理論値の数パーセントしかでていないポリエステル(PET)やナイロン6,6繊維の強度を大きく向上させることを目的に、マサチューセッ ツ大学では超臨界二酸化炭素中での延伸に関する研究が開始され、一部成果が報告されている。 この他にも、超臨界二酸化炭素を用いる繊維の微細発泡技術、ポリマーコーティング、天然繊維のリサイクル化研究、超臨界水またはアルコールを用いた合成 繊維の化学リサイクルの研究、ドライクリーニング用媒体としての研究など、繊維関連分野への超臨界流体技術の展開が急速に進んでいる。日本国内では、超臨 界流体全般に関する基礎研究はかなり進んでおり、また精密洗浄技術、セラミックス等の脱パインダー、エアロゾル製造などの分野で一部実用化の動きも出てい るが、繊維関連分野への取り組みは、欧米諸国に比べかなり遅れており、産官学を挙げた研究着手か急務となっている。
イベント
第17回超臨界流体研究委員会 |
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第15回超臨界流体研究会 |
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過去のイベント
その他の活動報告
特になし
研究分野
超臨界流体を用いた繊維・高分子、フィルム等の加工、染色に加えて、これらに用いる染料、繊維加工剤、高圧機器
委員会役員
| 会 長: | 福井大学 | 堀 照夫 |
| 副会長: | 京都市産業技術研究所 | 杉浦 和明 |
| 幹 事: | 信州大学 | 濱田 州博 |
| 湘南工科大学 | 幾田 信生 | |
| 石川県工業試験場 | 木水 貢 | |
| 株式会社神戸製鋼所 | 上原 一浩 | |
| 会 計: | 福井大学 | 廣垣 和正 |
連絡先
910-8507 福井市文京3-9-1
福井大学 工学研究科 ファイバーアメニティ工学専攻
堀 照夫
TEL & FAX: (0776)27-8641
e-mail: hori@u-fukui.ac.jp
久田研次
TEL: (0776)27-8574
TEL: (0776)27-8747
e-mail: k-hisada@u-fukui.ac.jp
廣垣和正
TEL: (0776)27-8631
TEL: (0776)27-8747
e-mail: hirogaki@u-fukui.ac.jp